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空き家の増加に伴う地域の荒廃
空き家が売却や賃貸されて管理されれば良いが、放置されれば空き家が荒れ放題になり、地域が荒廃する。空き家を所有することのリスクを周知し、空き家の有効利用がなされるようにする必要があります。
生活インフラの閉店や撤退
庄川町にあった唯一のコンビニが閉店。店長の睡眠時間が3時間で営業していた、人口が減らず、高時給でアルバイトを採用出来ていれば閉店はしなかったと考えられます。
食品スーパーの商圏内人口の目安は、一般的に徒歩や自転車で2km以内の範囲で5,000~1万人程度です。
旧砺波市は9店舗。旧砺波市の人口は42,508人で、スーパーは1店舗あたりの人口は4,723人です。
旧庄川町の食品スーパーは2店舗。
旧庄川町の人口は、4,516人ですが、種田、雄神の人は、旧砺波市の食品スーパーを利用していると思われるので、種田と雄神の人口を除いた、実質的な人口は、2,774人です。井波の東部の人も商圏人口に含まれると思いますが、井波の東部の人口も含めて約3,500人とすると、1店舗あたり1,750人です。東山見、青島の2,774人の人口が今後急速に減少すると、「新鮮市場ヴァローレ庄川店」や「業務スーパー庄川店」は今後閉店する可能性があります。
今後発生する買い物難民への対応を検討する必要があります。
公民館の耐震や解体費用の負担
畑直公民館は 坪あり、築60~70年で、耐震性にも問題があります。
畑直公民館には、砺波市から何も助成はされないので、解体する場合には地元で資金負担しないといけません。
公民館の利用者を増やす取り組みをして、使用料を確保して、解体費用の世帯当たりの負担を減らさないといけない。
人口減少によるコミュニティの希薄化
コミュニティが希薄化して、ご近所にどんな人が住んでいて、何をしているのか全く分からなくなり、人口減少により一人暮らしの老人が増えると、孤独死や特殊詐欺被害、認知症の増加などが心配されます。
地域のコミュニケーションが自然に発生するような場を作るなどの施策が必要です。
また、特殊詐欺被害に会わないための啓蒙が必要だと思います。
課題について重要度と難易度について話し合い
そもそも、地域にとっての活性化とは何なのかについての合意形成にかなりの時間を要してしまいました。
当初、商店街活性化と言うことだったので、商店街の滞留人口の増加の提案があったり、「インターネットが出来る街角カフェ」や「子ども食堂」など、他の地域での成功事例から同じような取り組みをしたいと言う人もいたり、また、そのような方向に明確に反対する人もいたりと、そのまま進めれば地域の分断が起きることが危惧される状況でした。
人並外れたアイデアとお金と行動力があれば、地域の分断があっても強引に進めれば、それなりの効果は享受できると思いますが、そのような人がいない中で、地域活性化を行うためには、地域の合意がとても重要で、一人の想いで強引に活性化を進めるべきでは無いと感じました。
地域の人が100%賛同することは無いですが、少しでも多くの人が賛同する施策を実施することが、地域をグイグイ引っ張っていくような有力な人がいない地域では、とても重要なことだと感じています。


現状のまま放置すると起こりうる問題の優先順位
- コミュニティの希薄化
- 空き家対策(難易度が高いので、長期的に対応が必要)
- 公民館の解体費用
- 買物難民対策(食品以外、トイレットペーパーや洗剤などはどうしているのかなど実態を確認しないと分からない)
- 特殊詐欺対策(難易度は低い。警察に講演会をしてもらえば良い)
コミュニティの希薄化に対する改善策の検討
いつ(例、毎日、週一、月一など)
月1回、月一が望ましいが無理なく、シーズン毎、月1、月1回程度の町内会のおしゃべり会、月1回、月1回、月1回、
どこで(例、公民館で、空き家でなど)
公民館、公民館、公民館で、公民館、公民館、公民館、公民館で、公民館
どのような形態で運営するか
やる気のある方に、幅広い年代で楽しめる、eスポーツ(太鼓の達人)、スポーツ(パークゴルフ)、eスポーツ、パークゴルフ、e-スポーツ、パークゴルフ、e-sports、park-golf、eスポーツ、町内行事の参加人数を限らない、納涼祭、スマホ、意見交換会、おしゃべり会、町内会おしゃべり会、町内会お話会、女性参加、ゲーム、幅広く何かをやる、女性をいかに誘うか、パソコンの活用、百歳体操、晩酌宴会、持ち寄っての飲み会、エキスパートの相談が可能、教える人と聞きに来る人、
会話が進む、健康に良い
準備が大変、運営する人の負担にならない、やりたい人がやりたい事をやる、町内会で運営、
絞り込んだ実施案

前提として、運営のために大きな労力がかからないこと
町内会の衰退の一つが、行事の運営に多大な労力がかかり、準備や片付けなどを役員に多くのしかかり、役員のなり手がいないとか、行事そのものが減少していると言う問題があります。
コミュニティの希薄化の実施案も、運営・継続することに一部の人に負担が掛かって、継続すること自体が大変なことは実施しないこととしました。
晩酌宴会の開催
月1回、公民館で、晩酌宴会の開催を実施案の1つとしました。
ほとんどの方が、頻度は別にして、晩酌をされていると思います。一人で寂しく晩酌しているのを、月に1回公民館に集まれる人で集まって、コミュニケーションの場としたいと思います。
晩酌宴会は、自分で食べる「つまみ」と「飲み物」を公民館へ持ってきて、晩酌を行うものです。一人で晩酌しているのを、町内の人と会話しながら晩酌することで、コミュニケーションの改善や、地域の活性化についても、幅広く議論出来れば良いと思っています。
晩酌が終われば、自分で片づけて、全て持ち帰ることで、誰にも負担が掛からずに開催出来るメリットがあります。
また、e-sportsをやりたいと言う意見も出ていましたが、コミュニケーションをして行く中で、何人かが、積極的に開催したいと言う意見になった場合は、その人たちが中心になって、開催して行くと言うような緩やかで、自由な取り組みにして行きたいと思います。
スマホ・パソコン・WEBマーケティングの無料相談
これは、「エキスパートの相談が可能」と言う意見もありましたが、女性の方も希望がありました。
「スマホの使い方を息子に聞いても、聞いているうちに怒られる。」と言う意見もありました。
ガラケーが使える3Gは最後に残っているNTTドコモが2026年3月31日(火)に終了しのすので、全ての人がスマホを利用することになります。
スマホやパソコンは凄い可能がありますが、多くの人は、その機能のごく一部しか利用しておらず、宝の持ち腐れになっていると思います。
初歩的な疑問から相談をお受けして、町内のネットリテラシーを高めて、使いこなせるようにして行きたいと思います。
また、相談にたまたま同じ時間帯に複数の人が来られて、自然なコミュニケーションが生まれることも期待しています。
女性の方が、公民館に来られて、複数の人でコミュニケーションするようになって行くうちに、「せっかくならコーヒーも飲みたい」とか「ケーキも食べたい」などの要望が出てくれば、運営体制も検討して実施を考えますが、要望も無いところに仕組みを作ることはしません。
その他に出た案
公民館横の土地の所有者さんから、公民館の様々な事業と連動して上手く活用して欲しいとの、有難いご意見を頂きました。
具体的にどのように連携して有効活用するのかについては、もう少し練った上で、進めて行きたいと思います。

