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スマホ相談会で見えてきた地域の現実
畑直で「結ネット」の導入を進めています。
町内会として回覧板や地域行事の場で説明を行ってきました。
しかし、スマホ・パソコン相談会に来られた方へ
「結ネット入っていますか?」
と尋ねると、
「それ何?」
と言われることが少なくありません。
情報は伝えているはずなのに、届いていない。
この現実に直面した瞬間でした。

「伝えた」と「届いた」は違う
町内会としては、
- 回覧板を回した
- 行事の場で説明した
- 紙資料を配布した
つまり「伝えた」と認識しています。
しかし実際には、
- 地域の集まりに参加しない人
- 回覧板を流し読みする人
- 紙を読まずに回す人
が少なくありません。
👉 伝えたこと ≠ 届いたこと
この違いが、地域運営において非常に重要だと実感しました。
地域活動に参加しない層の存在
スマホ相談会を通じて見えてきたのは、町内の情報に触れる機会が少ない人たちの存在です。
例えば…
- 集まりに参加しない
- 行事に興味がない
- 回覧板を詳しく読まない
こうした人たちにとって、町内情報は「自分事」になっていません。
小さな町内でも、情報格差は確実に存在しています。
情報手段ごとに届かない人がいる
地域には様々な情報伝達手段があります。
| 手段 | 届かない理由 |
|---|---|
| 回覧板 | 中身を読まず回す |
| 掲示板 | 見に行かない |
| 紙配布 | 埋もれてしまう |
| 口コミ | 交流が少ない |
| LINE | 登録していない |
| 結ネット | 知らない・使えない |
👉 万能な手段は存在しません。
だからこそ、複数の手段が必要になります。
デジタルが進めば解決するのか?
結ネットの導入が進めば、情報が行き渡る可能性はあります。
しかし現実には、
- アプリを入れていない
- 入れても使い方が分からない
- 通知を切っている
- 開かない
といった課題もあります。
これはデジタル技術の問題というより、
✔ 面倒に感じる
✔ 間違えそうで不安
✔ 個人情報が心配
✔ 新しいことが不安
といった 心理的ハードル の問題でもあります。
スマホ相談会が果たす重要な役割
スマホ相談会は単なるIT支援ではありません。
実際には、
- 情報格差の発見
- 地域の実情の把握
- 孤立している人との接点づくり
- 安心して相談できる場の提供
という役割を果たしています。
そして何より、現場に接することで初めて地域の実態が見えるということを教えてくれます。
情報を届けるために必要な視点
今回の気づきから見えてきたのは、次のポイントです。
✔ 情報は流すだけでは届かない
✔ 届く仕組みは多層的に必要
✔ 技術より安心感と習慣が重要
✔ 現場に接して初めて実態が見える
組織の視点と現場の現実
■ 組織側
- 説明した
- 回覧した
- 掲示した
👉 伝えた
■ 現場の現実
- 知らない
- 見ていない
- 分からない
- 興味がない
👉 届いていない
このギャップを埋めることが、地域運営の大きな課題です。
地域の活性化は「現場理解」から始まる
役員だけで考えている地域の実情と、実際に住民と接して見える現実には違いがあります。
今回の気づきは、
地域を理解するには、現場に接することが不可欠
であることを教えてくれました。
スマホ相談会は、単なる支援活動ではなく、地域の実態を知る貴重な窓口となっています。
これからの地域づくりに向けて
地域の情報共有を考えるとき、
- どう伝えるか
ではなく - どう届くか
という視点が欠かせません。
小さな町内でも、情報が届かない人は存在します。
その現実に向き合うことが、これからの地域づくりの第一歩だと感じています。

